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美容室・サロンの店舗デザイン・設計+工事ならオーベル

 

オーベルはデザイン・設計・施工を一貫で行います。自社デザイナーがお打合せからプランニング、ご提案をします。工事に関しても丸投げはしていません。各種工事内容の専門工場/職人とチームでお店づくりをしています。美容室/サロンのお店づくりに関しては、西欧本社の有名メーカー関連の美容室店舗に数多く関わってきましたので多様なお店づくりのノウハウを持っています。予算が掛けられない場合でも、内装インテリアの仕上改装や照明、間接照明、カウンター什器を見直すという方法もあると思います。多額の予算が必要な全面改装ではなくて、ポイントを絞り外装/看板からチェンジして、新しく集客を図ることを低予算で目指すことも出来ると思います。現状店舗の改装をお考えのオーナー様、新店舗開業のオーナー様、これからご一緒にお店づくりをしていきましょう!

<1>まずは美容室・サロンとは何か

お客様に支持される美容室の要素としては

(1)技術がある事
(2)オーナー/スタッフのキャラクター
(3)気遣い等のサービス
(4)お店の雰囲気(店舗デザインによる外装/内装)

などになりますが「美容室/サロンとは何か」と突き詰めれば、(1)~(3)の「人」に行き着くと思います。

サブ要素の外装・内装の空間デザインを仕事としている私たちは、オーナー様やスタッフの方々のお手伝いをする形になります。
ただ、美容室は”伸びた髪を切る”という生理的な意味合い以外にも、ファッション的なオシャレをする場所でもありますし、お店のカラーを出したデザイン性が必要ですので、外装・内装のサロン店舗デザインが”大切”と言えるでしょう。
そのサロン店舗デザインについては<3>の項目で述べてみました。

<2>美容室/サロンの機能

支持される美容室/サロンの最大要素である「人」オーナー/スタッフが、最大限生きる為の「機能」がお店づくりには必要です。
物件空間の形状や大きさに対する、セット面数、シャンプーブース数、カラーラボの大きさ、コールドカウンター、などの配置。その上で、スタッフ動線、セット面の機能や照明度、適切な間隔、セット面とシャンプー台のお客様動線などが重要です。また配管ルートが許せば床の段差を作らない様にしたいところです。
色々とありますが、要するに毎日の業務の中でなるべく不都合がないように考慮する必要があります。もちろんオーナー様のご要望をしっかりとお聞きした上で、レイアウトプランニングになります。

<3>美容室/サロンのデザインコンセプト

お店のカラーやイメージを左右する美容室の外装・内装デザインについてですが、まずはオーナー様のご希望や理想などをベースにプランニングします。
オーナー様が持ってるイメージを私たちにお伝えしていただくのですが、言葉だけでは上手く表現できない方もいらっしゃると思います。そんなときは、雑誌の切り抜きや写真などを頂けるとありがたいと思います。ただ、沢山のイメージをお持ちの場合、すべてデザインに取り込むと雰囲気がバラバラになってしまう場合がありますので、私たちにお任せ下さい。より良い方向にデザインをまとめ、統一感あるお店にいたします。
また、最も大切なのは「来店されるお客様目線」です。一般的には店内が分かり易く(または店内のイメージが伝わる外装)、入りやすい雰囲気が良いと思います。ただし「立地」や「ターゲット客層」により決めていくことになります。付近の街の雰囲気、周辺地域の客層を考慮して、エリアに合ったお店づくりがとても大切です。

住宅地などの場合「癒し」と「チョット高級感」の要素があると、良い場合が多いと思います。老若男女に向けて気持ちの良い癒し空間であると共に、家とは違う非日常空間・心躍るような高級感は大切かもしれません。例えば高級感ある店構えでお値段も低価格であれば「一度は入ってみようか」と思うのが人の心理です。
逆に意図的にターゲットを絞り、高所得者層を狙った最高級路線デザインにしたり、流行に敏感な人を狙った奇抜な内装にする事も考えられますが、ターゲットを絞りすぎるとリスクが高まるので、オーナー様の経営的な判断によります。 また、美容室で最も大切な技術やサービスが良ければ、店作りは安くあげてもお客さんは付くというオーナー様もいらっしゃるかもしれませんが、多くのお客さんは無意識にお店の外観や内装で、入店する前にイメージを決めてしまいますので「見た目安っぽいのに値段はソコソコ取るのね・・・」や「この店よりあちらの店の方が綺麗でカッコイイ感じがするからなぁ・・」と思われる可能性もあります。

美容室の店舗デザインで注意しなければならない事は、ただ見てくれをカッコ良ければよいと思ってしまうことです。地域性を無視して最高級な雰囲気にしたところ、地域のお客さんに敬遠されてしまったとか、奇抜なデザインが話題になり雑誌に載ったけれども、若年のお客さんばかりで単価の高いお客さんが来店しないという事もあります。・・・何事もバランスですね。
ただ、競合の多い業界であるために、お店の個性を出して差別化していく事は必要になると思います。スタッフのキャラクターも含めて、「人」と「外装と内装」の調和が取れたお店づくりを、一緒に話し合って決めていけると良いと思います。

*ワンポイント:美容室に限らず、内装/外装などの雑誌の切り抜きや写真などでイメージを私たちにお伝え下さい。
お打合せやご提案もスムーズに進みます。

<4>美容室・サロンデザインのポイント

美容室・サロンの外装と看板

街に向けてのお店の顔ですからまずはここからです。
店名の看板サインをどう見せるかや、看板サイン以外にも外装として造作することで一体感や内部のイメージを出すことが出来ます。一般的には店内が分かり易く(または店内のイメージが伝わる外装)、入りやすい雰囲気が良いと思います。あとは街や周辺地域のお店づくりとのバランス、競合する近隣美容室と差別化をする事を意識します。オーナー様が決めようと思う物件の周辺を歩いてみることは非常に大事です。

美容室・サロンの内装

空間に開放感を持たせた方が良いでしょう。
白色基調が多いでしょうが、安らぎ/癒しを目指すと木目の濃淡を使いたいところです。ミラーは大きめでセット面の間隔は許す限りスペースを広く取ります。また、広さが許す限りですが、リピーターや上客、単価の高いお客さんのためのラグジュアリースペース(個室/半個室)があったら良いと思います。
シャンプーエリアは上を向くので、間接照明やウォールウォッシャー(壁面への照明)などで少し暗めの空間にした方が落ち着きます。また、天井も高すぎるより普通~低めの方が落ち着きます。 レセプションは存在感あるカウンターでお客様を招き入れましょう。ウェイティングはスッキリと落ち着いた雰囲気にしましょう。 床はメンテナンスのことも考えると塩ビタイルをオススメしています。明るい床にしてきらびやかにするか、暗めの木調などで落ち着いた雰囲気にするか、大きくはこのような方向性でしょうか。

 

<5>美容室・サロン物件選びの注意点(1)

場所も広さも金額も良いからといってすぐには契約しないでください。
以下の様なことが注意点です。(勿論、立地は大事なのですが・・。)

  • 設備容量が美容室向きかよくチェックして下さい。完全なスケルトン状態の場合、設備(空調機/給排水/換気など)や床壁天井下地に工事費用が多く掛かります。
  • サッシが無くシャッターのみの1階などには、入口サッシ工事費用が掛かります。
  • 前店舗の内装が残っている場合は解体撤去の工事費用や工事期間も必要です。
  • 前店舗が飲食店だった場合、厨房付近での下地処理などに費用がかかることもあります。
  • 変則的な形の場合、予定されているセット面数・シャンプー台数が確保できない場合があります。
  • ちなみにセット面(2~2.5)に対しシャンプー台(1)が基準になります。
  • 電気分電盤の有無と容量のチェック。規模によりますが50A~100A必要です。足りない場合容量引上げ可能か不動産会社(or大家さん)に確認する必要があります。
  • 動力(200V)分電盤の有無と容量のチェック。天井吊りエアコンやボイラー等に使います。
  • ガスメーターや容量のチェック。20号給湯器1台の場合、4号以上のガスメーターが設置されていれば大丈夫です。引き込みが無い場合もあるので注意が必要です。(無い場合電気式になります。)
  • 水道容量のチェック。15A~20Aは必要です。ただビル全体の使用状況で水圧が弱い場合は加圧ポンプ・循環型貯湯器の必要性があります。
  • ガス給湯器が外部に設置できるかチェック。室内設置だと排気工事が必要で壁面に穴開けが必要な場合もあります。
  • 看板設置場所の確認と外装工事が出来るかの確認。意外と大きな看板や外装工事はダメという物件もあります。
  • 建物登記簿謄本、重要事項説明書、賃貸借契約書、賃料の振込先が怪しくないか、その他約束は契約書に記載してもらっているかなどの確認。

<6>美容室/サロン物件選びの注意点(2)

全体のスケジュールを見据えて「家賃発生日」を考慮してから契約して下さい。
例えば極端な話し、「3月25日に契約」し、翌月の4月1日(来週の1日)から家賃が発生するという場合、一日も早くオープンしたいでしょうが、すぐには出来ません。店舗デザイン会社に連絡してから、お打合せ、プランニングデザイン、お見積、などに時間が掛かりますし、オーナー様も迷い悩むと思いますし、保健所等に開設届けや美容機器の手配(納期注意)があります。大きさや内容により異なりますが、ご連絡・お問い合せを頂いてから工事完了まで(お店オープンまで)は時間が掛かることをご理解下さい。
ですから、現場でのお打合せや現場調査に必要な内覧(1~2回)を借りる前にして、プランニングやご検討時間を出来るだけ確保して(伸ばしてもらって)、工事着工日(例えば1日に合わせ)から家賃発生というご契約の方が無駄に家賃を支払わなくて済みます。

<7>今はやりの居抜き物件の注意点

店作りをお安くするには、美容室/サロンの居抜き(設備機器が使える状態を利用)が最も良いのは言うまでもありません。が、各種類の設備機器には注意が必要です。使用頻度や使用年数は不明ですし、あと5年使えるのか、1ヶ月しか使えないのかは私たちにも分かりません。また、移設後の水漏れ等の機器トラブルには、新規品を取り付けたわけではないので当然保証修理はできません。別途交換など機器費+工事費が発生します。営業開始してからトラブルが発生したら、休業しなければならない可能性もあります。それに設備機器を移設する場合は電気配線や配管工事が必要ですので、場合によっては床や壁を大きく壊してから、配線・配管をしなければなりません。その場合は結局費用が膨らんでしまいますので注意が必要です。
本当に安くするには、レイアウトはほとんどそのまま、設備機器もそのまま使って、床壁天井の仕上げ部分や外装をデザインしていく事です。
もう一つ注意点は、居抜き物件は何らかの理由で運営が上手くいかず撤退した場合が多いので、新規に借りるオーナー様は、あらためて周辺地域の競合店の調査・街の調査などを十分に確認し店舗のコンセプトなどを創っていく必要があります。

<8>美容機器に関して

シャンプーボウルやセットイスは、美容メーカー/ディーラー又は中古機器店などで直接手配された方が、お安く済むと思います。その場合シャンプーボウルは工事に関わるので、手配の期日スケジュールにご注意下さい。 また、これらの美容機器は後からでも入れ替えが出来ますが、内装工事に関しては簡単には入れ替えができません。ですから、予算の配分バランスも良くご検討いただきたい部分です。

<9>ガス給湯器とボイラーに関して

給湯器に関して

メリットはコンパクトで低価格、故障時の交換も容易。普及している20号給湯器はオススメです。
デメリットは捨て水がある事、お湯が出るのにタイムラグがある、水圧が弱いと直結は出来ないので加圧が必要。
水圧/ガス容量に問題なければ、小規模店舗に関しては、給湯器をオススメしています。シャンプー1台につき給湯器1台で「1セット」であれば、シャンプー2台運用の場合、1セット壊れても他の1セットは使えるので休業の事態は避けられると思います。
注意:取付場所は外部が必須です。もしも内部設置の 場合は排煙工事(躯体穴開け)が必要です。

ボイラー(貯湯式加圧温水器)に関して

水圧/ガス容量が低い場合必要になる事があります。メリットは捨て水やタイムラグが少ない。建物の水圧が低くても加圧タンクにより湯量が豊富。
デメリットは本体が大きく場所を取る、本体が高価で配管工事費も給湯器より掛かる。故障時の交換は簡単ではない。

電気温水器に関して

ガス設置が出来ない場合必要になります。メリットは捨て水やタイムラグが少ない。建物の水圧が低くてもタンク式なので湯量が豊富。
デメリットは本体が大きく場所を取る、本体が高価。故障時の交換は簡単ではない。それに電気代はかなり掛かります。

<10>その他の注意点

電気・水道・ガスの開設は工事着工前にご手配をお願いします。
税務署や保健所に開設届の申請が必要です。保健所には工事前に事前相談に行き、必要書類をもらい後日提出します。工事完成時には保健所検査がありますのでよく確認が必要です。

これらの項目を確認しつつ、美容室開店に向けて1つ1つクリアーし、オーナー様とご一緒に創り上げて行ければ幸いです。
美容室・サロンデザイン・美容室工事(新築工事/改装工事/外装工事/内装インテリア工事/カウンター等什器制作)はおまかせ下さい。

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